FAQ・利用上の注意

よくある質問

A:ご事情により女性カウンセラーをご希望されることもあると思いますが、現時点で女性のカウンセラーは在籍しておりません。申し訳ありません。

A:申し訳ありませんが、日本語のみとさせていただいています。

A:子どものいる・いないに限らず対応しています。入籍前のカップルで来室される方も多いです。成人の個人の悩みのカウンセリングも行っています。

A:病院もカウンセリングもこれから行き始める、という方で
診断名がほしい・服薬を検討している、という方は初めに病院に行った方が効率的と思います。
眠れない、気分の落ち込みや不安がとても強い、といった場合に、薬で症状がある程度軽くなるならば、次のステップにも進みやすいです。

実際には精神科・心療内科に通いながら、当相談室を利用される方もいらっしゃいます。
(病院が短時間の診察のみの場合は、特に両方を利用される方が多いです)

どちらか一方にしなければならない、というものではないと思います。
病院に行って効果が無くて当相談室に来られる方は珍しくありません。
また、(変な話ですが)医師とのコミニケーションに困ってカウンセリングの話題になることは多いです。

A:カウンセリングの目的の一つが、
子どもは親には話さないのでカウンセラーが聞いてほしい、
であれば、もちろん同行いただきたいです。

そうではない場合は、お子様の年齢にもよりますが、初回はお子様の意志に任せて良いと思います。

お子様が、行ってもいい、と言われれば同行いただきたいです。

お子様がいらっしゃった場合、親の想定よりも子どもが良く話した、ということは多くあります。
お子様が不在であった場合でも、親自身のカウンセリングが進めばお子様に影響が及ぶことは必然ですので、効果は見込めます。

一度のカウンセリングで最大の効果を期待するお考えもあると思いますが、
初回のお子様の同行については、それほど悩まずに決めていただきたいです。

A:カウンセラーとしては過去の経緯・出来事を資料として見せていただいても、いただかなくても、どちらでもかまいません。

その理由ですが、カウンセラーとしては、過去の経緯・出来事をできる限り多く知りたいとは思っていません。
では何が知りたいのかですが、何があった・起きた、よりも、
その出来事を相談者自身がどう認識しているか(相談者にとってどういう意味づけなのか)、を知りたいと考えています。

ですので、出来事をカウンセリング中に語っていただくことは、カウンセラーとしては時間の無駄ではありません。
どのような表情で語るのか、出来事は相談者にとってどういう意味があったのか、などは重要です。
また過去に苦しい出来事があった→その状況を生き抜いてきた、ということになります。過去の経緯を聞く中で、相談者の強み(リソース)が見つかることもあります。

一方で、相談者としてはカウンセリングをなるべく効率的に進めたい、と思っていたり、
過去の経緯が長く複雑でカウンセリング中に説明できなそう、という方もいらっしゃいます。
事前に経緯をまとめることで、なにか気づくこともありますので、相談者にとって有効な時もあります。

相談者ご自身がカウンセリング前に経緯をまとめてカウンセラーに見せたほうがやりやすければしていただく、必要ないと思えばしない、で良いと思います。

できます。
その理由ですが、ここでは3点あげさせてください。

1点目は実際に相談の経験があるからです。

2点目は、カウンセラーは当事者性(カウンセラー自身の過去の体験)を基にしていないからです。
(カウンセラー(鈴木)は意図的に自身の当事者性を表現しないようにしています。不登校・アダルトチルドレン・HSPなどの当事者が、自らの体験を元に”〇〇専門カウンセラー”を標ぼうするカウンセリングルームではありません)

3点目は、症状(うつ・ひきこもりなど)についての知識だけでなく、心理療法(技法)の学びに重きを置いているからです。
症状の知識はその症状にしか通用しませんが(症状間で共通する部分もありますが)、技法は応用範囲が広いです。

そして実際にはカウンセリングにおいて、
症状の知識と技法の力量、どちらが大事かといえば、技法の力量です。
カウンセラーは症状の知識と技法、両方に力をいれていますので、子どもの問題行動と家族関係以外の主訴でもご利用ください。

A:子どもの行動の要因によります。 
たとえば万引きの場合、その要因が親(保護者)との関係のストレスを万引きで表現している等のように、親(保護者)と子どもの二者関係によるであれば1~2回の来所でも効果が期待できます。
親(保護者)が子どものストレスに気づいて、コミュニケーションを見直すこと等により、子どものストレスは軽減して万引きを行う必要性はなくなるからです。

同じ万引きでも、子どもの友達関係(万引きした物を友達に渡して友達関係を維持している等)などが要因の場合、親(保護者)と子どもの二者関係よりも解決が難しくなります。
なぜなら、子どもの友達関係には、子ども(お子さんご本人)の能力・対人関係の持ち方・友達への意味づけなどが影響しますし、さらに他児(友達)の側の能力・対人関係の持ち方・考え方などの、親(保護者)の影響がおよび難い多くの要素が影響するからです。

上記のように表面的には同じ問題行動でも、子ども自身の課題と、環境の側(親や友達など)の課題によって、解決のために必要なことが変わってきます。多くの課題が絡まりあっているほど難易度があがります。

とはいっても、やはり親(保護者)の影響力は大きいですし、子どもの環境を大きく変えようと思えば親(保護者)の助けも必要です。
親(保護者)が子どもの困り事への理解を示して味方になることで、子どもの行動は改善に向かうことが期待できます。

A:訪問した際にお子さんご本人とうまく対話が進み、課題解決に向けて進展して逸脱行動が終息に向かう可能性があります。

一方で、お子さんが部屋に閉じこもったまま全く関われないこともありえます。

この場合、訪問が全く無駄だったかというと、そうではないと考えます。
カウンセラー側からすると、子どもの不安の強さを実感して見立てに活かせますし、子どもの側からすると(プレッシャーはかかりますが)親(保護者)の活動を実感する機会になります。

また家庭内暴力は基本的に退行(幼児返り)と考えることができます。家族以外の第三者がいると退行できないので、家庭内暴力の防止にも役立ちます。

一概に子どもに会えばうまくいくとは言えませんが、支援が行き詰った際には検討する価値はあると考えます。

A:発達障害の原因は脳の機能障害とされていますが、未だ特定されていません。千葉カウンセリングルームでも当たり前ですが脳自体を治療することはできません。 

千葉カウンセリングルームでできることは、親(保護者)の方とお子さんの日常の困難さを軽減するために何ができると良いか、を考えることです。
例えば一つの指示に対しても、ADHDで分かっていても衝動的に従えないこともあれば、自閉症で指示に納得がいかずに動かないこともあるでしょう。
または能力的に指示に応えられなかったり、実は主たる要因は発達障害ではなく他の理由でやる気になれない、といったこともあるかもしれません。

具体的な方策としては、ADHDのお子さんに対しては先手をうつ形で役割・やることを作ってみる、となるかもしれません。自閉症のお子さんにはまずは何か一つを納得してもらい即時に褒めて意欲を引き出してから次の指示を出す、となるかもしれません。

お子さんの状態により結論はまちまちですが、お子さんがどの時点で躓いているのか、親(保護者)や周囲の大人が実際にできることは何か、を具体的に考えられればと思います。
そして親(保護者)の方が望まれるのであれば、上記のような「適応をあげるため」のもう一つ先、
どういう生き方をすることがお子さんにとって幸せか、のようなお話もできると良いと思います。

A:無責任なことを言うようですが、うまくいくかもしれませんし、いかないかもしれません。

ただこれまでの努力が奏功しないとなると、努力の方向性は考え直しても良いかもしれません。
 一度、親(保護者)や周囲の大人の期待と、子どもの適正や意向を見直す機会があると良いと考えます。

また、努力をして実は効果があった(子どもに変化がみられた)のに、親(保護者)からすると大変さは変わっていないとして、努力を辞めて元に戻ってしまうこともあります。
このような場合は、変化を客観視する工夫があっても良いと思います。

その他、課題を正攻法で真っ向から改善しようとして行き詰る方にもよくお会いします。
このような時は、”〇〇しない”ように努力していませんでしょうか。
”〇〇しない”努力は、あまり効率的ではないものです。

色々と事例はありますが、当相談室は有料ですので、行き詰って利用される方が多いです。
行き詰った際には(行き詰ってなくても)ご利用を検討ください。

A:知能検査に限らず、検査はフィードバックを適切に行えれば非常に有効なツールだと考えます。
しかし、当相談室のような個人経営の民間機関で検査を行うと、どうしても料金が高くなりやすいです。
そのため、現在は医療機関や公共機関で検査を実施していただくことをお願いしています。
将来的には検査の実施も検討しています。

A:宿題自体の是非については様々な考え方があると思いますが、現実にはゲーム・スマートフォンと同じで困っている親(保護者)は多いです。
保護者・子どもともに困り苦しむ状況であれば改善できた方が良いと考えます。
当相談室で扱えるテーマです。

宿題をしない場合、まずは子どもが宿題を”しない”のか、”(やりたくても)できない”のかを考えることが大切と考えます。
その見立てのためにお子さんご本人に会ったり、場合によっては学校に訪問し担任の先生にお子さんの状態を説明に伺うことも有効になります。

A:受験勉強が発端の親子トラブルは珍しくありません。
親が高額の塾代を払い、仕事と家事の合間にプリント整理をしても子どもは勉強しない…
親が子どもを叩いて、子どもが叫んで児童相談所に通告される、ということもあります。

”子どもの意欲を高めるために親はどう接すれば良いか”と、大きな視点で考えると当相談室でも扱えるテーマです。
ですが、当相談室では、〇〇中学受験のために~年までに△△、~年までに××を勉強をしましょう、といった具体的な勉強内容をお伝えすることができません。

相談内容が受験で合格させたい、と明確なのでしたら、初めから受験勉強を専門とする機関への相談をお勧めします。
そうではなく、もちろん合格はしてほしいけれど、まずは親子トラブルを何とかしたい、でしたら当相談室をご利用ください。

A:虐待親扱いされて心外かと思われますが、児童相談所と敵対しても良いことはありません。
敵対すると、支援機関への拒否が強い、(さらに場合によっては)虐待行為を認めていない、ということで虐待リスクを高く見積もられて、かえって子どもの帰りが遅くなりかねません。

基本的に児童相談所の関わりを終了するには、親(保護者)が変わるか、子どもが変わる(子どもの成長を含む)か、環境が変わるか、のどれかが必要になります。
親は変わった、ということを児童福祉司に伝えられれば良いのですが…
あまり載せると物議を醸しだしてしまうので、ここまでに。

児童相談所が”指導”を終了してくれなかったり、一時保護になってしまう際には、当相談室の利用もご検討ください。

カウンセリング利用上の注意

精神科、心療内科を利用されている方へ

精神科・心療内科を受診中の方、または相談内容について医療機関に相談されている方は、当相談室の利用の前に主治医の許可をいただいてください。

診断や薬の処方は行えません

当相談室は医療機関ではなく、医師は在籍していません。
面接させていただくのは心理カウンセラー(臨床心理士)になります。

そのため、正式に〇〇障害である、といった診断はできません。
診断が必要な場合は、医療機関にてご相談ください。
同様に投薬、採血、お薬の処方もできません。
カウンセリングの中で、お薬の服用が必要だと思われる方には、医療機関の利用をお勧めすることもあります。

入所施設の利用に関する相談について

乳児院・児童養護施設・児童自立支援施設・児童心理治療施設の入所を決定できるのは児童相談所のみとなります。当相談室では行えません。 

子どもを施設に入れたいくらい苦しい、子どもと離れたい、という相談は当相談室で可能です。

摂食障害の相談について

摂食障害の治療には大まかに2つの援助が必要と考えています。医学的な身体管理と、心理的なアプローチです。
医学的な身体管理は、血液検査などで体の状態を把握します。
心理的なアプローチでは、対人関係の持ち方、物事の考え方、コントロール欲求と向き合います。

当相談室は医学的な身体管理ができません。
かかりつけの医療機関で身体管理と心理的なアプローチの両方が可能ならば、一か所で全てまかなえた方が効率的と考えます。

医療機関が心理的なアプローチを行っていないならば、当相談室で心理面にも取り組むと回復に良い効果が期待できます。  

性加害(性を用いた暴力)に関する相談

性加害(性を用いた暴力)は被害者からの訴えがあったり、一時保護や施設入所などの子どもの処遇を決めたりと、家庭裁判所や児童相談所が関わることになる場合があります。
そのため、まずは児童相談所へご連絡いただく方が良いです。

そのうえで処遇が決まったが、児童相談所で再発防止の取り組みが特になかった、児童相談所が民間で再発防止の取り組みをしても良いと言っている、ということであれば当相談室に相談いただけます。

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