問題行動の解決
千葉カウンセリングルームでは問題行動の解決については、大きく3種類に分かれると考えます。
①問題行動自体が解決する。
例)不登校の子どもが学校に行けるようになった、など。
※不登校自体は問題行動ではないのですが、親からすると改善してほしいという意味で問題行動としています。
②問題とは関係なく望む状況になり、結果的に問題が問題ではなくなる。
例)元の学校には行っていないが、子どもの新しい通う先ができて勉強・運動に意欲的になり、以前よりも元気になった、など。
③問題を気にならなくなる。問題の意味づけが変わり、問題によって苦しむことが減る、苦しまなくなる。
例)子どもの不登校に対して親が一旦受け入れ、親がイライラしたり不登校を隠したりしなくなり、家庭内が落ち着く、など。(この場合、中学・高校進学をきっかけに学校に行けることも多いです)
①は、万引き・窃盗などの法に触れたり、自傷他害を生む行動の際には目指す必要があるでしょう。
子どもがいつ、どのような時に、何に困っているのか、反対にどのような時にしないのか、といった視点からスタートします。
各要因の程度と絡み合い具合によって、解決の可能性は変わってきます。
②はソリューション・フォーカスト・アプローチの解決構築で、大きな視点で時間軸を長く見て、子どもにとっての幸せ・なりたい姿を考え直します。
結果的に子どもの元気な姿が見られることも多いでしょう。
③は問題と思うことについて、新たな気づきを得て問題が問題でなくなる、ということです(ゲシュタルト療法で得やすい効果です)。
子どもと親はお互いに影響しあいますが、子どもの特性や周囲の理解・支援の度合によって親の望み通りいかないこともありえます。
その際に、その現実に対してどうするのか、ということを頭で考えるのでなく、「いま・ここ」で全身的に感じることで自身の答えを見出します。
その他、期待できる効果
その他、親子ともに以下のような効果も期待できます。
- 「べき」「ねばならない」が減ることで葛藤が減少する
- 親としての罪悪感、子どもへの申し訳なさが減る
- 落ち込んでいた気分が軽くなる
- 自信が増す
- 目指す姿が明確になる
- 自分だけじゃないと思える
- 悲観的な考え方に変化が出始める
問題行動の解決だけがテーマである必要はもちろんありません。
子どもは関係なくても親自身がお困りのことなどご相談ください。
テーマによって様々な効果が期待できます。