心理療法
※このページは急に専門用語が増えてしまいます。
関心のある方のみ読んでいただきたいと思います。
千葉カウンセリングルームの心理療法
千葉カウンセリングルームでは、ブリーフセラピー(家族療法を含む)とゲシュタルト療法を根幹としています。
なるべく面接ごとにテーマを設定して親の中で結論が出るように努めています。
相談内容にもよりますが大体のイメージとして、
家族関係(相談者と家族の関係)の相談はブリーフセラピー(家族療法)のMRIアプローチで悪循環を断ち、
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(以下SFA)で好循環を増やすことを意図します。
個人(相談者自身)の悩み・葛藤にはゲシュタルト療法のアプローチで過去の未完了の対人関係を表現したり、
トップドック(~するべき)・アンダードック(できない・しない)の対立を解消したりすることを意図します。
過去にトラウマとなる出来事があり、それを解消したい時にはTFT(思考場療法)、ボディコネクトセラピーが効果的です。
両方とも、トラウマの詳細を語らずに実施できるため、相談者にとって負担の少ない技法です。
医学的な原因が判明しない慢性的な体の痛みや不眠には、TFT(思考場療法)が簡易な実施で効果が見込めます。
相談者が自分一人でできるため、セルフケアとして有効です。
家庭訪問の際には、カウンセリングへの意欲がない方とも面接することになります。
このような時は、動機づけ面接法の4つのプロセス(関わる・フォーカスする・引き出す・計画する)を意識することが必須になります。
一般的に望ましくない発言(酒で死ねれば本望だよ、など)に対しては、正そうとはせずに深めていきます(動機づけ面接の価値の深堀り)。
深めていくと、その方の「本当は~でありたい」といった価値感に辿り着くことがあり、そこから面接が展開していきます。
初回面接では、最後にソリューションフォーカストアプローチの観察課題をお願いすることが多いです。
観察課題とは、現状で少しでも状態が良い時はどのような時か、その時相談者はどうしているか、ということを日常で観察してもらう次回までの宿題です。
簡単なことのようですが、問題に圧倒されて他責的に相手を問題としていた方が、客観的に問題を把握し、自分を振り返る機会となります。
新たな気づきを得ることも珍しくありません。
宿題をするかどうかは相談者の自由ですが、できる時はしていただくと良いと思います。
また当相談室は、複数人で来室される方が多いです。
(2023年4月時点で複数人同席の面接が8割)
基本的にカウンセラーは全員の味方をするように心がけています(家族療法の多方向の肩入れ)。
カウンセリングで誰か悪者(問題の原因となる犯人)を作ると、家族関係が好循環にならないからです。
全員の味方ができない場合には、全員同席ではなく一対一の面接を順番に行い、最後に全員同席ということもします。
事務的な文章を書いてしまいましたが、上記は2023年4月時点の内容です。
今後のカウンセラーの学習と成長により変わってきます。
ですが基本的なスタンスは変わりません。
それはカウンセリングのページにも書いていますが、
相談者を相談者自身とその家族の専門家と考える、
相談者は目の前の問題を乗り越えられると心底思っている、です。
(変な話と思われそうですが、乗り越えられるとカウンセラーが思えるまで、相談者の強みを探します)
この2点はソリューションフォーカストアプローチの考え方ですが、この部分は揺るがないようにしています。
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